マンション大規模修繕は、組合員の皆様の大切な「修繕積立金」を原資とした居住者の生活を守る大工事です。不良工事、割高な工事、過剰な工事により、大切な修繕積立金を無駄にしてしまう…また、工事中の事故や空き巣、居住者と施工会社とのトラブルは絶対に避けなければなりません。
そこで、協議会札幌支部では、大規模修繕工事を行う際のチェックポイントを、実際の工事を行っている物件で確認し学んでいただく「現場見学会」を定期的に開催しています。
今回は塗装とタイルの2つのマンションをご覧いただきました。
7月7日に開催した現場見学会の様子~2回目の大規模修繕を実施したマンション
1回目の大規模修繕での施工で、外壁の色や施工精度(薄いところがあったり、剥がれたり)に不満があり、全て剥がしての工事でした。
7月7日に開催した現場見学会の様子~1回目の大規模修繕を実施したマンション
屋上防水は、改質アスファルトシート防水の臭いの少ないトーチ工法で実施しました。実際の施工の様子を見ていただき、臭いも確認いただきました。
外壁がタイルの物件だったので、足場を歩いていただきながら、タイルの施工ポイントをお伝えしました。
参加された管理組合の方からは、
>理事会と住人に何を説明すべきかのポイントが具体的に分かった
>資料も分かりやすくて良かった
>現場の説明の方々も具体的でよかった
>外壁塗装、屋上防水の工法について、現場を見てよく理解できました
>皆さんの質問が多くて驚きました
>足場を歩いてみて、作業の状況がよく理解できました
>実際に触ったり見たり説明をいただくことにより、より具体的に理解できたように思います
>各々のマンションでの問題を聞けたのがよかった
>初めての経験なので新鮮でした
>管理組合の主体性が大事だと思った
>修繕委員会の話が聞けたのが良かった
>足場を歩いて体で分かった
>足場から修繕後の外壁、バルコニーが見れてよかった
>頭で考え議論するより、まず現場を見ることの良さを感じたい
と今後大規模修繕を進める上で参考になったという感想をたくさんいただくことができました。
その他の感想としては、
>委員会を立ち上げてからの具体的な手順を知りたい。立ち上げについても含む
>具体的な金額及び修繕の流れ(特に事前)が知りたい
というものもいただきましたので、今後の現場見学会開催に活かしていきたいと考えています。
現場見学会は定期的に開催していますので、ご希望の方は問合せていただけますと案内がスムーズです。